女子力が高すぎる男子
こんにちは。
夢見る社畜、夢見みみです。
男子力が高くたって“いい女度”はあがらないけど、女子力が高いと“いい男度”も上がります。(裏目にでるパターンもあるが、、、)
女子達の出る幕がない、男の子のお話。
①スイーツくん
・甘党
『俺、辛いのダメなんだ~。』
『あと、コーヒーものめない!』
『舌がコドモなんだよね~(照)』
・趣味:お菓子作り
『はい、バレンタイン。海外だと男からもあげるんだって!中身?マカロン作ってみた!』
『パンプキンタルト作ったよ~ハッピーハロウィン☆中はね、生クリーム、カスタード、かぼちゃクリームの3層になってて…』
こういう男の子に手作りのバレンタインチョコをあげるのはプレッシャーがある。
あと、おうちで手作りケーキなんか振る舞われたときの女子の存在感…
②美肌くん
・肌がきれい
『肌きれい?ホント?ありがとー。昔っから、肌だけは褒められるんだよね~♪』
『お手入れ?え~なにもしてないよ~。んー、強いて言うなら、化粧水は○○、クリームは○○、あとあの美容液がよくってー、男の肌は女性の肌と違ってうんぬんかんぬん…』
けど、手触りはやっぱり女の子のほうがもちもちなのだ。
・白い
『日焼けすると赤くなっちゃう…』
『友達にさー、日サロ行けよwって言われたー。ま、海でもウォータープルーフの日焼け止め完全装備だけどね!』
『女の子は日傘させていいよね~』
間違っても、朝は水だけで洗顔してます!とは言えない…
ニキビができた時なんか隣に並びたくないです。
あと髪の毛もサラッサラなんだよな~。いい匂いもして、どこのシャンプー使ってんの?!てなる。
③所持品が乙女
・ソーイングセットを持ってる
『やべっひっかかってシャツから紐でてきた!ちょっとまってね…(チョキチョキ)』
↑みみは化粧ポーチのまゆげを切るハサミしか持ち歩いていない
・絆創膏を持ってる
『血でてるよ!大丈夫?俺、ばんそこ持ってるよ!…あ、水で洗ってからね!』
処置の順番も正しい
あとは、ウェットティッシュ、頭痛薬などでしょうか…。
さすがに生理用品を持ってたら引くけど!笑
以前、年下クンとのお話を書いたのですが…
この“ゆうたん”も女子力が高かった…。
※女子力というより、女子に近いものを感じた
乙女チック男子?
こういう男の子たちはどこで覚えるんでしょーねぇ?
お姉ちゃんか妹がいる?彼女の影響?
友達としてはすごく素敵なんだけど、彼氏となると…って思ってしまうみみは女子力が低いのでしょうww
この心理は、男性が『バリキャリ高収入女子に対する劣等感』に似ている気がする・・・
女も男を立てるから、男も女を立ててください。
適度に、お願いいたします!
ディズニーデートのススメ②
こんばんは。
夢見る社畜、夢見みみです。(このフレーズ使えるな)
ディズニー大好きみみによる、自由勝手きままな持論を展開します!
前回はディズニー愛を5段階別で分けてみました。
自分このタイプかも~があったらいいなと思います。
早速ですが、みなさん、ディズニーは好きですかー?
(はーい!)
彼氏ができたらディズニーデートしたいですかー?
(はーい!)
みみはこんな感じなのですが、ディズニーデートを避けるカップルが世の中には結構いるらしい。
理由としては、
・男または女がディズニーはあまり好きではない
・お金がかかる
・遠い
・疲れる
・別れるというジンクス
問題を順に見ていきましょう。
まずは、
①男または女がディズニーはあまり好きではない
人ごみがヤダ、並ぶのがヤダ、夏は暑くてヤダ、冬は寒くてヤダ。
こんなところでしょうか。
これはどっちかが嫌いで、どっちかがめっちゃ好きだと辛い。
みみからすれば並ぶのだって楽しいですけどね。ファストパスを駆使すれば上手く回れると思います。
夏はギャッツビー持ってって、飲み物凍らしていけばいけます!
冬は足元をきちんと防寒すること!特に女の子!パンプスじゃ死にます!
暑い日中は室内や列の少ないアトラクションに、寒い夜は外で並ぶアトラクションは避けるとか。工夫しだいでなんとかなる!
ただクリスマスとか馬鹿混みするときは、それを覚悟して楽しめる人たちだけで行って!笑
②お金がかかる
値上げね。したもんね。
7000円入場料がかかりますが、それだけでは済みません。グッズを一切買わなかったとしても、食事代はプラスでかかります。でも、めちゃくちゃ節約コースにすれば1万円でギリギリ遊べます。(みみの高校生時代の話)
ご飯もそこまでぼったくりではないですし、雰囲気代と思って魔法にかかっちゃいましょうよ!!
③遠い
こればっかりはフォローのしようが・・・いや、あきらめません。
本当~に遠い人は、奮発してお泊りディズニーなんてどうでしょう!
何もランドホテル、ミラコスタに泊まれといっているわけではなく、ディズニーには送迎バスがでているパートナーズホテルがいくつもあります。そこだと結構お手ごろ価格で泊まれます!
夜はおうちに帰らず、魔法にかかったまま・・なんていうのも素敵ですよ!
あと、車で来るのはあんまりおすすめしません。。。
駐車場や道路は混むし、パーク内で並んで道路でも並ぶのかよ!ってことになりかねません。
特に彼氏しか運転できないカップルは要注意。。。やさしい彼でも、彼だけに往復運転させるのはちょっぴり申し訳なくなります。
電車は方面によっては混むので、座れるという理由で車を選ぶ方も多いみたいですね。
④疲れる
体力なさすぎ!鍛えろ!!・・・・とは言わずに。
疲れるほど並んだり立ったりしなくていいんです。ディズニーは休憩所、座れる場所がたくさんあります。無理せずこまめに休憩しましょ。
座って楽しめるアトラクションやショーに行くのもいいです。そういうアトラクションは一度に多くのゲストが入れるので回転率がよく、あまり並ばないのもポイント。
①の内容と重複しますが、ファストパス。これ大事。
ほんと歩き方に無駄がない人います。
前回のブログでいう「ディズニー?結構詳しいよ」タイプ。
※詳しくはこちら
あと、靴が結構大事です。
女の子、おしゃれしたいのはよーーーく分かるけど、そんな高いピンヒールじゃ疲れます。たまにはちょっと低めで安定性のあるお靴もいいのでは!
男の子、おしゃれ男子の革靴は結構疲れるみたいです。営業じゃないんだから、びしっとする必要もないし、カジュアルにスニーカーが無難です!靴ずれでヒーヒー言ってる女の子を助けるためにも、ヒーローはスニーカーが無難!(何www)
⑤別れるというジンクス
なぜこんなイメージができてしまっているか。実際に別れたカップルがいるからですが、、、そのカップルさんたちはきっと「そこまで仲良くなかった」「ディズニーが好きではなかった」。どちらかだと思います。
それなのになぜディズニーへ行ったんだ・・?となりますが、行く前は行ったら楽しそう!と思ってるものです。だって夢の国だもの。
ディズニー破局の原因は主に「つまらない」「相手の態度が悪かった」だと思います。
これは長時間並んだり人ごみにもまれるストレスで相手を気遣う余裕がなくなり、態度にでてしまう、ということです。
ドライブデートで渋滞にはまったときに垣間見える彼の本性、と似たような感覚ですね。
普段は気を使いあってるからこその悩みですよね。
具体例として友人情報の実話を書くと、長時間並ぶとき、
・相手がひたすらスマホをいじる
・無言になる
・やたらトイレへ行く
・ダルそうに足を組んだりする
こんな状態で1時間も2時間も並ぶなんて地獄ですよね。
これらの状態になるのはやはり、先ほど述べたカップルたちが「そこまで仲良くなかった」「ディズニーが好きではなかった」が原因です。
そもそも仲がよければ
「列長すぎ~~~~~!!」
「暇だし、しりとりしよう! しりとりの「り」!」
「え~笑 1時間も~?w いいよ、りんご」
「ごりら」
「らっぱ」
「ぱん」
「おわんの早っ!ww」
てな流れになるし※これは一例です※
ディズニーが好きなら
「あー楽しみーこのアトラク大好きなんだよね」
「わかるーー!!最後のさ、こうなるとこやばくない?」
「やばい。何回でも乗れるww」
「ファストパスさっき取ったけど、もっかいこれも取る?」
「取るww」
「やばい三連続乗れるww」
「あきないよねほんとww」
「キャストのお姉さんにまた来たよって思われそうww」
「いいよ、爪あと残そうぜww」
てな感じになる※これはあくまでも一例です※
疲れるし、先が遠く見えるけどそこで不機嫌になっては相手がかわいそうです。無理して明るく振舞う必要もないけど、二人で来てるんだから二人で楽しみましょ。
無言でも落ち着くレベルのカップルでないなら、スマホゲームで一緒に遊ぶもよし、パンフレット見て語るもよし、並んでいる間にポップコーンでも買ってきてあげればよし(後から合流ができない場所もあるので、そのへんは気をつけて☆)、並んでいる瞬間も楽しむ!これ大事!
それができなきゃもう帰ろう。ね。ww
人気アトラクのスタンバイで並んでる不機嫌そうなカップル見ると辛くなるww
自分がファストパスでその横を通過するときなんて視線が怖いww
・・・と、ここまでみみなりの対処法を書いてみました!!!
ディズニー、楽しいもの。できたら夢の国の中ではみんなが楽しめるといいじゃないですか?
みみの完全なる持論でお送りしたので気分を害した方はそっとページを閉じてくださいね。(もう遅い)
以上!
ディズニーデートのススメ
こんばんは!!
夢見る社畜、夢見みみです!
突然ですが、みみはディズニーが好きです!
ディズニー好きにもランクがありますよね。ちょっと紹介すると・・
「ディズニーが命」レベル
・年間パスポート(以下、年パ)持ち
・ショーやパレードなどのダンサー推し、キャスト推し、キャラクターグリーディング目当て、ダッフィーシリーズコレクター、アトラクションマニアなど、それぞれのポジションがある
・一眼レフを持っている
・仕事の前や後に散歩にしにいく
・夜ご飯だけ食べに行く
もう年間のほとんどをディズニーランドまたはシー内で過ごす、生活がディズニーランドな人たち。
実はみみの友人たちにはこのレベルがかなりいる。
このレベルの中でさまざまなポジションに派生し、たとえばダンサー推しの子は認知されるほど通うし、キャラグリメインの子はサイン集めるタイプ(ちっちゃい子が多いが)、キャラのピン写を撮りまくるタイプなどがいる。
「ディズニー? 結構詳しいよ」レベル
・年パ持ち、または持っていないが月1程度で入場(以下、インパ)する
・隠れミッキーの場所やアトラクションの時代背景が語れる
・ポップコーンの味と売り場が合致している
・写真を撮るアトラクションのタイミングとカメラ目線がばっちり
・穴場の写真スポットを知っている
・レストラン、軽食の案内ができる
・パレードの位置取りが上手い
歩くディズニーガイドといったレベル。最後のパレードの位置取りは、「ディズニーが命」レベルだと推しのダンサー、キャラの止まるベスポジを取るのだが、この「結構詳しいよ」レベルではパレード全体が楽しめる位置をとる。パレード終了後すぐは道が大混雑するので、その辺も加味した位置取りを考えているよう。
「ディズニーに夢見てる」レベル
・インパした途端、人が変わったようにファンタジー野郎に変身する
・イベント装飾やキャラクターと写メをやたら撮る
・パーク内でのみ財布の紐がゆるくなる
・ディズニー映画や音楽が大好き
・●が三つ並んでいるといちいちミッキーを作る
・持っている小物がディズニーばっかり
これ、みみです。
後、結構前に書いた記事で「ディズニーオタクの王子くん」のネタがあるのですが、王子くんもこのタイプ。「ディズニー?結構詳しいよ」レベルに近い知識量があるので、みみよりは先輩。
※以下、記事良かったら読んでみてください。(ディズニー絡みですが恋愛の話です)
「思い出作りといえばぁ~?」タイプ
・年に数回インパする
・団体で行くことが多い(4人以上)
・アトラクションがメイン。ファストパスが命。
・ご飯やグッズにお金をかけない
・が、全員でおそろいのものは身に着ける
・閉演間際はランドならば三大マウンテン(スペースマウンテン、ビックサンダーマウンテン、スプラッシュマウンテン)をダッシュで制覇、シーならばタワーオブテラー祭り
・開園ぴったりと閉園ぴったりまでいる
若い子たち(学生さん)に多いタイプ。
修学旅行生もよく来てますよね。とにかく乗り物の数をこなすことが彼らのミッション。特に人気の絶叫系はかかせません。
閉園ぎりぎりになると、みんな帰るため5分待ちとかで乗れるんです。平日なんかだと貸切になることも。いい思い出になりますね。
ここまではディズニーに「好き」という感情があるタイプでした。
お次は・・・
「ディズニーより・・・」タイプ
・関西に住んでるのでUSJ派です
・ディズニーの絶叫系とかヌルくない?富士急っしょ~
・人ごみ無理だから、ジョイポリスっしょ~
・昔懐かしい花やしきっしょ~
ディズニーは行ったことあるけど、そこまで・・というタイプ。もしくは行ったことがないタイプ。
USJも富士急も楽しいですけどね。全部行ったことあるけど、みみがディズニーヘビーリポーターなのはやっぱり愛ですね。
「ディズニーは嫌い」タイプ
・そもそも行かない
このタイプにはお会いしたことないのですが、好きな人もいれば当然アンチはいますよね。
なんだろう・・?
人ごみが嫌いなのかな?混んでるものにわざわざ並ぶのが嫌?料金が高い?千葉県が遠い?
どんな理由なのか、ちょっぴり気になります。
男性のほうが嫌い率が高そうに見えるのは、彼女がいない男性ってめったにディズニー行かないですよね。
女の子だと
・一人(プロ)
・二人(女の子どおし、またはカップル)
・三人以上
・団体
これが男の子になると、
・一人(プロ)
・二人(カップル)
・団体
に減ります。
一人でインパしている人はもうプロなのでいいんですけど、男の子二人組みってあんまり見かけないです。やっぱり二人ならカップル。
そして、3~6人でもメンバーにほぼ必ず女の子が混じってます。ダブル・トリプルデートなのか、クラスや職場の仲良しグループなのか。
あまり「女子高生5人組でおそろコス~」みたいのないですよね。
あるとしたら団体。クラス単位で来ていて、その中でグループができて男の子5人でドナルドかぶってたりね。
「男だけでディズニーはきもい」と思っている男性が結構いるみたいです。
みみは気にしないけどな~。ほんとは来たいのかしら・・?笑
そこで、男性とお話するときに「ディズニーか~何年も行ってないな」という台詞を聞くと、長年彼女がいなかったのかな?と予測しますww
もちろんディズニーデートを避けているカップルも結構いるので信憑性はないですが。
で・も。
「ディズニー好きなんだ?俺も先月行ったよ」
これは先月まで彼女いたな?と予測しますw
これは信憑性高いと思う!!
ここまで露骨な感じじゃなくても、最近の流行のスイーツを知ってたり、花火やイルミネーションなどに行ってたりすると、察しますよね。
ちゃんと別れて終わってるならいいけど、あまりに最近すぎると・・??
ちょっと脱線してきましたが、本題は「ディズニーデートのススメ」です!!
今回でみみがディズニー好き寄りな人間であることは伝わったと思います。
次回、ススメ②に続きます。
ミュージシャン男子④
こんにちは。夢見みみです。
今回でミュージシャン男子シリーズ最後です。
前回はこちら。
~簡単なあらすじ~
みみの友人サキちゃん(20歳)は自称ミュージシャンの糞ニート、ノブアキ(24歳)と交際していた。糞さに嫌気がさし、サキちゃんから一方的に別れを告げたがノブアキは納得いかないご様子。みみまでも修羅場に巻き込む始末。
ファミレス修羅場(詳細は前回のblogへ)から、ノブアキから長文のLINEが毎日届くようになった。
内容は…詞だった。
愛なんて簡単に言葉じゃ語れないよ
君への想いは銀河の果てまで続くよ
だれにも止められない
銀河鉄道へ乗っていこうよ 宇宙の彼方へ
ああ 愛しい君
ああ 切ない僕
このやりきれない気持ちをどこにぶつけたらいいの?
眠れない夜 星たちをつないで君を作った
まだ誰も知らない星座 今度見せるよ
名前は二人でつけよう
トゥインクル・スター
トゥインクル・スター
愛しい君に届けるよ
トゥインクル・スター
トゥインクル・スター
僕の想い 宇宙へ届け
~“トゥインクル・スター” ノブアキ~
※実際のノブアキの作品とは異なります※
みみの作詞センスも問われるなんとも書きづらい話である。
とにかく、よく思い付くなってくらい詞が届いた。
これをサキちゃんに伝えたら怖いだろうなと想い、みみの胸の中だけに閉じ込めておいた。
ある日。
~LINE~
サキちゃん『ねぇ、ノブアキのTwitterフォローしたまんまだったんだけど、最近ヤバイツイートしまくってる』
みみ『えぇ、どんな?』
サキちゃん『こんなの』
詞だった。
ついにみみに見せるだけではもの足りず、SNSにまで公開しだしたか…!!!
い、痛い…!!
これを気に、みみは今までにLINEに届いた詞をスクショしてサキちゃんに送った。
もともとサキちゃんの詞なんだから、ノブアキも望んでいるだろう。
気味悪がるかと思いきや、サキちゃん大爆笑。
サキちゃん『ミュージシャンwwwミュージシャンだ!!ww』
みみ『語彙力!wノブアキ見習ってw』
サキちゃん『ねぇこれ全部サキの歌?ヤバイんだけどww』
みみ『これ笑った。“君のきれいな肌、俺の大好きなかりんとうみたい”』
サキ『地黒ディすられてるwうざww』
みみたちはそれをもはやネタとして楽しんでいた。
それから一ヶ月がたち、いつのにかノブアキからのLINEは来なくなり、Twitterのアカウントも消えた。やっと飽きたのか、ネタがつきたのか。
ちょっと危険な香りのする男だったが、これで終わったのだ。みみとサキちゃんはそう信じていた。
サキちゃんは新しい彼氏ができて順調そうで、みみもホッとした。
ノブアキのことを忘れかけた、数日後。衝撃のLINEがみみの元へ届いた。
~LINE~
ノブアキ『みみっち、久しぶり。これ誰か分かる?』
“ノブアキさんが写真を送信しました”
なんだろう?
軽い気持ちでLINEを開く。
みみ『Σ(゜Д゜)』
こ…これは…
ノブアキがTwitterから消えて安心したのもあり、サキちゃんはTwitterに彼氏との写メをばんばん貼っていた。そのなかの一枚がなんとノブアキの手に渡っていたのだ!
みみ『これ…どしたの?』
ノブアキ『Twitterにあった』
みみ『ノブアキTwitterやってたっけ…?』
ノブアキ『やめた。だから、友達から送られてきた。お前の彼女、浮気してるぞって』
えっ…?
かのじょ…?え?は?
みみ『えっと、ノブアキたち、別れたよね?』
ノブアキ『は?別れてないけど』
みみ『サキちゃんから別れよってLINEきたでしょ?』
ノブアキ『あ~あいつが一方的に送ってきたあれね。俺は別れる気ないし』
だめだこいつ…なんとかしないと…
みみ『一方的でも、片方が付き合う気ないとカップルとは言えないよ。ちゃんと話し合う時間作らなかったサキちゃんも悪いけどさ。写メの人はサキちゃんの今の彼氏なのね、だからさ、もう諦めてあげて。ノブアキも新しい恋しようよ、ね?』
ノブアキ『あいつ二股かけてんのか。手だしたのどっち?男?』
なんということだ。話を全く聞いていない!!!
みみの中の危険信号が黄色く点滅した。こいつ危ない!
とりあえず、サキちゃんと彼氏に報告。わざわざ三人で集合して作戦会議までした。サキちゃんは恐怖なのかドン引きなのか、真っ青になっていた。
ここで少女マンガ的な展開ならば、彼氏が『俺が守るよ!』(トゥンク…)となるはずだが、サキちゃんの彼は楽天家だった。
今までのの経緯を二人で必死に伝えたが、『自称ミュージシャンでニートで誕生日プレゼントは愛の歌(作詞作曲)でSNSに詞をアップする男』なんて、危険というよりネタに伝わってしまう。
彼氏『男なんてさ、別れてもまだ元カノとはヤレるって思ってるやつたくさんいるんだから。こいつもそうなんでしょ。妬いてるだけだし、そのうち飽きるっしょ』
こいつを普通の男と一緒にしてはいけない気がする。
妬いてるだけ、重いだけ、そのうち飽きる…。そうならまだいいな、と何度思ったことだろう。
サキちゃんに夜道は一人で歩かないよう念を押し、会議は終わった。
そしてまたある日。
~LINE~
“ノブアキさんがあなたをグループ『打倒☆○○(サキちゃんの彼氏の名前)』へ招待しました”
とんでもないLINEが来た。
メンバーを見ると恐らくノブアキの友人たちだろう、チャラさ溢れるトップ画で見てるだけで怖い。
サキちゃんとは学生時代の付き合いもあり仲がよく、大好きだ。だが、狂気溢れるノブアキと楽天家すぎるサキちゃんの今彼は別にどうだっていい。そんな彼らのためにみみがここまで巻き込まれる必要があるのだろうか?
仕事が多忙になってきたのもあり(後に社畜になる)、みみの精神と体力は限界を迎えていた。
ノブアキのグループへの招待をそっと無視し、サキちゃんカップルとノブアキに直接ぶつかってくれ!と泣きついた。
後日。とあるファミレスにて集合。
サキちゃんカップルは遅れてくるとのことで、ノブアキと二人で入店した。
店員『いらっしゃいませ。お二人様ですか?』
みみ『30分くらいであと二名くるのですが、、、』
店員『かしこまりました。四名様用のお席をご案内いたします。禁煙、喫煙ご希望はございますか?』
ノブアキ『喫煙で』(即答)
店員『かしこまりました。ご案内いたします』
みみ『・・・・・・・・・』
デジャブだ。
ノブアキ『あ、みみっち喫煙で大丈夫だっけ?』
デジャブ!!!!
そう、前もファミレスに来て思ったが、店員さんが喫煙席方面に歩き始めてから聞いてどうする!!!くそっ!!
些細なことに思えるかもしれないが、こんな気遣いのない男性とは付き合いたくない、友達すら嫌だと思った。相手が喫煙者ならまだいいが、吸わないと分かっているなら聞くべきでは?
サキちゃんたちが来るまでまだ時間がある。すぐ来るならいいのだが、時間にルーズなカップルだ。遅れる可能性は十分にある。そうなった場合、30分以上も何も頼まずに待つのも店に悪い、、、。
みみ『飲み物だけでも頼んでおかない?』
ノブアキ『おー。(メニューを見る)高っ!!!』
デジャブだ。その2
ノブアキ『カルピス380円だってww高くね?wwイオン行けば100円だろww』
うん、そうだね、そうだよ、間違ってはいないよ。でもこの男、ファミレス来たことあるよね??どこもそうだよね??
外食をしてこの手の話をしてくる人に嫌気が差してしまう。
カフェに行って、『コーヒー1杯700円!?高い!ケーキと一緒じゃん!』この台詞もたまに聞くが、そう思う気持ちもわかる。別にこだわっていないコーヒーに700円は高いと思うのもわかる。
けど根本的に考え方が違うのだ。
この数百円の上乗せには細かく言ってしまえば、運ぶウェイトレスの人件費、ついだグラスとその洗浄代、席料などが含まれているのだ。原価ギリギリの値段で提供したら利益なんかでないのだ。
そんな説明をしたところでこの馬鹿が納得するわけがないので、そうだねーと流しておいた。
ノブアキ『これに金払うのもったいねーなー、、、。俺、水でいーや』
デジャブだ!!! その3
さっきの理論でいけば、この男はタダで水を飲み、タダでクーラーのきいた部屋を借り、タダで広いテーブルを使い、タダでやわらかいソファに座り、タダでタバコを吸おうとしているのだ。タバコ代しかかかっていないのだ。
みみのストレスがたまり始めた頃、サキちゃんカップルが到着した。思ったより早い登場だ。
サキちゃん『遅れてごめんね~』
みみ『ううん、大丈夫。まだ何も頼んでないし』
サキちゃん彼氏『飲み物くらい頼んだほうがいいよな』
これから修羅場?だというのになごやかなスタートだな、と思ったのも束の間。サキちゃん彼氏が衝撃の台詞を吐いた。
サキちゃん彼氏『え。コーヒーだけで420円すんの?高いな』
お前もか。
ノブアキ『高いよな~wwwさっき、俺とみみっちも思ったww』
サキちゃん彼氏『ああ、なら500円のパンケーキ食うわ』
サキちゃん『女子なんだけど~www』
ノブアキ『wwwww』
え???なにこれ???え???
修羅場に巻き込まれたんじゃなかったっけ????
今までの糞みたいな思い出が走馬灯のようにみみの脳裏をよぎった。
サキちゃん『みみは何頼む~?』
もう、みみはさんざん頑張った。もうこれ以上巻き込まないで欲しい。
みみ『あとは三人で話して! 帰る!!!』
サキちゃんはとまどった表情をしていたが、サキちゃん彼氏はメニューから目を離さず『おつかれ~』と一言。それにもむかついたが、一番はやはりこの男・・・
ノブアキ『ちょ、みみっち~! これじゃ三角関係じゃん!ww 俺を置いてくなよ~!』
無視をしてさっさと退店した。こんな馬鹿に付き合っていたみみが馬鹿だったのだ・・・。
友人の恋愛に首を突っ込むのはよくないと勉強になった出来事だった
おしまい
ミュージシャン男子③
こんにちは。夢見みみです。
前回のつづき!
~簡単なあらすじ~
みみの友人サキちゃん(20歳)は自称ミュージシャンのノブアキ(24歳)と付き合っていた。ノブアキは何故かバイトもしない怠け者で貧乏。サキちゃんの誕生日プレゼントはなんと手作りの歌だった。(しかしそのギターは自腹で購入)サキちゃん、怒り爆発。
誕生日事件から数日、サキちゃんはLINEであっさりと『別れよ。』と送り一方的に終了。ブロックもし、ノブアキの返答は一切聞かないつもりらしい。
実は当時、みみカップルとサキちゃんカップルでダブルデートをしたことがあった。(種族が違いすぎて結局別行動ばかりだった)
そのときにノブアキとLINEを交換していたのだ。ノブアキが一方的にチャラめのLINEを送ってくるだけの仲だったが、ついに…
~LINE~
ノブアキ『みみっち、聞いて!!サキが別れよとか言ってきて、LINEも未読スルー!!!』
みみも理由を知っているし、あきらかに誕生日の時にギクシャクしだしたし、ノブアキもそれに気づいていないわけがないし。あと未読スルーじゃなくて、ガチのブロックだし。。。
みみ『うん…。しょうがなかったんじゃないかなぁ…?』
ノブアキ『俺、納得できない。サキのことこんな愛してるのに…』
愛してるなら働けよ。
それからなるべくノブアキのプライドを傷つけないように、変にストーカーになったりしないように、円満に終われるように、優し~くなだめました。なんでみみがこんなことを…。
LINEのラリーが続き、まだ納得できなかったノブアキは『みみっちと直接話したい』と申し出た。
ひじょ~~~にめんどくさい。
できれば行きたくない…暇じゃないし…。
でもこのまま延々とLINEを続けるのもダルいし、直接キッパリ言ってしまえば終わるだろう。
ノブアキもイケメン寄りだし、ニートでもなんだかんだ別の女は見つかるだろう。ちょっと愚痴を聞けばノブアキも心の整理がつくだろう。
仲良しの女友達と、一緒に遊んだことがあるだけのその元彼のためにみみは動いた。
しかし、これが地獄のはじまりだったのだ………(盛りすぎ)
ノブアキと会う日はすんなり決まった。そりゃそうだ、ノブアキはニートなのだから昼夜問わず暇なのである。こっちは仕事で忙しいってのに…←イライラポイント1
会う場所はファミレスを指定してきた。みみの家からは30分かかる。ノブアキの家からは電車二つ分だ。←イライラポイント2
いや、イライラしてはいけない。ノブアキはなんたってお金がないのだ。電車賃すら大金だろう。
ノブアキ『今日、金なくてチャリできたわ~(笑)』←イライラポイント3
店員『お席は禁煙、喫煙どちらにしますか?』
ノブアキ『喫煙で。』
店員『かしこまりました。ご案内します』
ノブアキ『あ、みみっちタバコ大丈夫?』
みみ『……うん』
先に聞け!!もう店員さんが喫煙席方面に歩き始めてる!!←イライラポイント4
いつもサイゼ○アなノブアキはこのファミレスに初めてきたらしい。
ノブアキ『えっ!高ッ!!』
みみ『そ、そうかな…?』
※だいたいのメニューは500~800円位。
ノブアキ『俺、水でいいや。みみっちはどうする?』
み ず ? !
注文は?!?!←イライラポイント5
しかも『みみっちはどうする?』ってさすがに頼むわ!水だけでタダでタバコ吸いにきてるアンタとは違うのよ!!←イライラポイント6
お店に悪いので、ノブアキの分のコーヒーも頼んだ。長期戦になりそうなら別の注文をしなければ申し訳ないし、みみの精神的にも財布的にも、早めに勝負をつける必要がありそうだ。
みみの役目はサキちゃんとの思い出は『楽カッタネー』くらいに留まらせ、新しい恋へ促すことである。とりあえずヨイショしてみた。
みみ『ノブアキくんイケメンだし、モテるでしょ?』
ノブアキ『あー、そうだね。こないだフラれた~ってゆってたら何人かに告られたわw』←イライラポイント7
何故こんなニートに需要があるのか?イケメンを養う趣味がみなさんおありなのか?
そしてモテるでしょ?に否定しないとこも腹立つッ…!←イライラポイント8
みみ『へー!そのなかで、気になるな~とかカワイイな~って子はいないの?』
ノブアキ『みんなカワイイね!童顔でJKっぽい子もいるし、巨乳もいるし、モデル系もいるし!』
ひぃ。外見ばっか。←イライラポイント9
みみ『カワイイ子にモテるんだね~さっすが~!』
ノブアキ『だろ~?ww惚れた?w』←イライラポイント10
みみ『い、いや~。ノブアキくんイケメンすぎてみみは釣り合わないな~!w』
ノブアキ『そんなことないって!みみっちカワイイし胸あるじゃん!ちょっとポニョってるとこも俺は好きだよ!』
お前は顔か胸かしかないんか!!そしてさりげなくデブってゆーな!←イライラポイント11
みみは薄顔ナチュラルメイクという名の地味子なので、接近戦のほうが強い、損をするタイプである。いや、彼氏に対してはいいのだが、モテに関しては…。
パッと見、目鼻立ちがハッキリしている整形メイク美人とは並びたくない。
だめだ。この男といると10秒ごとにイライラする。開始10分で早くも帰りたくなるみみ…。
それにサキちゃんを愛してるとか言っておきながら、告られた~(笑)だのみみちゃんもカワイイね!だのチャラすぎんだよ!!←イライラポイント12
みみがイライラしていると、ノブアキがそわそわと時計を気にし始めた。
このあと用でもあるのだろうか。なんでもいいから解放されるならありがたい。
みみ『時間大丈夫?そろそろ帰る?』
ノブアキ『ううん。ここからが勝負だよ』←?
ノブアキの言葉の意味はすぐに判明した。
ホールを見渡して目を光らせたノブアキは、ピンポーンと店員をよぶボタンを押した。
みみ(えっ?!なんか頼む気?!お金ないくせに?!)
すぐに店員がやってきた。
店員『お待たせしまし………』
ノブアキ『………サキ』
えっっ!!!
サキちゃん『どうしているの?!みみも?!なんで?!?!』
何この展開?!
ノブアキ『急にきてごめん。話がしたくて…。バイト終わるまで待ってていいかな?』
そういやサキちゃん、ファミレスでバイトしてるとか言ってたな…。でも場所まで知らなかったよ~!!
サキちゃん『話すことなんてない。帰って』
ノブアキ『頼むよ、少しでいいから…』
みみ『……………』
とんでもない修羅場に巻き込まれてしまった。
サキちゃん『無理』
そう言ってサキちゃんはバックルームに引っ込んでしまった。
すぐさまみみへLINEが。
~LINE~
サキちゃん『ちょっと!!なんでアイツと一緒なの?!』
みみ『ごめん…。相談?に乗るはずが、まさかサキちゃんに会うためだったなんて…』
サキちゃん『とにかくみみには悪いけど、アイツ連れて帰って。もう顔もみたくないし、なんか怖い…』
そりゃそうだ。半分ストーカーみたいなものである。
ノブアキ『…………………』
この展開を予想できなかったのか、ノブアキはかなり落胆していた。
みみ『サキちゃん、もう会いたくないってさ…。帰ろう?仕事の邪魔になっちゃうよ』
ノブアキ『………………やだ』
みみ『気持ちはわかるけどさ、ね。今日のところは…』
ノブアキ『やだよ!これで帰ったら、本当に終わりじゃんかよ!』
帰らなくても終わってるよ!!!←イライラポイント13
ノブアキ『俺…待つよ。いつまでも待つよ』
じゃあ店内で待つなよ。水だけで居座ろうとするなよ。←イライラポイント14
そしてタバコに手をのばす。最後の一本だった。
ノブアキ『くそっ…。タバコ高いのになくなっちまったよ』
だから働……あぁもうやだぁ!!この男やーだーぁぁ!!!←イライラポイント崩壊
全力でノブアキをファミレスから引きずり出した。仕事で10何連勤するより疲れた日だった。
あ、もちろんお代は全てみみ持ちだった。←
会計の時もノブアキはボーーーッと一点を見つめたまま一切口を開かなかった。
ごちです、ありがと位いったらどうなの?!
ファミレスをでても、入り口前を静観するノブアキ。
ほっといて帰ってもサキちゃんになにをするか分かったもんじゃないので、家まで送り届けた。
なんでみみがノブアキのチャリを押してるんだろう…という疑問を抱えながら。
みみ『おうちここ?』
ノブアキ『…(頷く)』
みみ『そか。じゃあ…みみ帰るね。元気だして。また話そ』
やっと帰れる。
ホッとして歩きだそうとすると…
がばっ!
みみ『え?!』
ノブアキ『みみっち…ありがと』
まさかの後ろからハグである。
一見愛が芽生えそうな場面だがこの男女間にそんなものはない。この男はブレなくて困る…。
つづく!
ミュージシャン男子②
こんにちは。夢見みみです。
前回のつづき!
~簡単なあらすじ~
みみの友人サキちゃん(ハタチ。ギャル系)は自称ミュージシャン、フリーター実家暮らしのノブアキ(24歳。チャラそう)と付き合っていた。ノブアキは親のお金でパチンコをしているくせにバイトもせず生きている。
ノブアキはクズなのだが、これで話は終わりません。サキちゃんは何故かけっこう惚れてます。
お金はないけど(働けばいいのに)愛はある、とはこのことか。ラブラブカップルに悲劇が起こる。
それは12月。
二人とも誕生日が同じ月でノブアキは12月頭、サキちゃんは年末だった。
恋人たちのクリスマスもあり、貧乏(働けよ)なノブアキに誕生日プレゼントとクリスマスプレゼント両方を準備することは不可能だったため、クリスマスはケーキだけ食べることに。
貧乏なノブアキのプレゼント、サキちゃんは革のコインケースをあげた。
(財布ではないところが…笑。お札はほとんど持たない、いや持てないノブアキならでは。)
コインケース、みみも持っていますが便利なんですよね。実用的なプレゼントは嬉しいですよね!(センスがよほどひどくなければ…)
いつもボロボロの財布(なんかベリッて剥がせるマジックテープがついた布のやつ)を使っていたノブアキは、おしゃれな革のコインケースに大喜びしたそうな。
このおんぼろ財布を見て、ノブアキに必要そうだから!と選んでくれたサキちゃんはいい子ですよね。相手のことを想って選んだものはなんでも素敵に見えます。
クリスマスは○ージー○ーナー(○には同じカタカナが入るよ!)のお得なケーキを食べた。
ノブアキ『チキンもなくて、ごめんな』
サキちゃん『いいよ、サキもそんなお金ないし…(革のコインケースのせい)。今度ケンタッキーいこ!笑』
質素なクリスマスも二人なら楽しい。
そんな幸せな聖なる夜を過ごした。
問 題 は こ こ か ら 。
いよいよ年末、サキちゃんの誕生日である。
当時みみ達はこんな会話をしていた。
みみ『サキちゃん、ノブアキくんの誕生日なかなか奮発してたから、今ごろプレッシャー感じてるんじゃない?』
サキちゃん『サキへのプレゼントは自分の金で買いたいから、短期のバイトするとか言ってたぁ~』(普段からバイトしとけよ…)
みみ『そうなんだ!あのノブアキくんが働くなんてw期待できそうだね!』
サキちゃん『うん。でもノブアキほんとお金ないし~なんでも嬉しいけどね♪』
そして、誕生日。
ノブアキ宅で事は起こった。
ノブアキ『お、0時。サキ、誕生日おめでとう。一番に言いたかった!』
サキちゃん『ありがとう!』
ノブアキ『俺からのプレゼント…聞いてくれる?』
サキちゃん『? うん』
♪ジャン! ジャガ! ジャン!
ノブアキ『サキ、愛してるよ。』
ノブアキはギターを出して、覚えたてなのだろうかおんなじコードをジャンジャンしながら、サキちゃんへの愛を歌に乗せた。
自称ミュージシャンが本気をだすときが来たのだ…!!!
サキちゃん、目が点に。
ギターはきょう初めて持ちました!と言われても納得な腕前、お世辞にも上手いとは言えない歌声(しかもカラオケで散々聞かされている)、そういやミュージシャンとか言ってたが、彼のどこがミュージシャンなのだろう…?
付き合って半年、やっとこの怪しげな肩書きに不信感を抱き始めたサキちゃん。
そのせいか歌はあまり頭に入ってこなかった。
ノブアキ『…どうだった?』
サキちゃん『す、すごーい。歌作ってくれるなんて初めて。ありが…と…』
ノブアキ『喜んでくれてよかった!このギター、バイト代でやっと買えたんだ!』
サキちゃん『……え?』
ざわ・・・ざわ・・・
数行前のみみとサキちゃんの会話を思い出してほしい。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
サキちゃん『サキへのプレゼントは自分の金で買いたいから、短期のバイトするとか言ってたぁ~』
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てめェのギターのためのバイトかい!!!!
プレゼントは歌だけかい!!!コスト0!!!お得ッッ!!!
世の中金ッ・・・!!!
圧倒的貧乏ッ・・・!!!
(カイジ風)
このあとサキちゃんがブチギレたのは言うまでもない。
しかし、当のノブアキはきょとん。プレゼントが気に入らなかった意味がわからなかったらしい。
いや…わかれよ…。
いや、プレゼントがモノだ、カネだって言いたいわけじゃないんですよ。でも…ねぇ?
今は正当な理由があって働けなく、なにかを買ってあげる余裕もないけど…とか一言あれば違いますよね!
でもね、ノブアキ。
この男は健康なからだがあって特に夢もないのに毎日ダラダラ、親の金でパチンコ打つくせにずっっっとニート。短期でもバイトをしたと思えば自分のためにギター買う。これじゃあ擁護もできないよ!!!
もう自称ミュージシャンやめて、自称カイジだよ、賭博堕天録だよ…。いや、パチンコなら沼…黙示録だっけ?か…(カイジネタ)
この事件がキッカケとなり、もともと熱しやすく冷めやすいサキちゃんはさっさと別れを告げた。
しかし物語はまだ終わらない…!!!
次回、賭博破戒録ノブアキへつづく!
ミュージシャン男子①
こんにちは。夢見みみです。
もう、あっという間に夏ですね~。
ちょうど一年前はまだ社畜で、土曜夜に浴衣のカップル見ては発狂しそうでしたね。w
当時彼氏はいたんですが、お祭りや花火大会も行けないし申し訳なかったなぁと思います。
みなさん、社畜と付き合う際は普通のデートはできないと想ってください。
夏休み?クリスマス?年末年始?なにそれ?なければ有休とればって?
公休もないのに、有休なんてとれるかーーー!!!!
なんだ、このマリーアントワネット感。
『パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない』と同じだよ、
『公休が無ければ、有休取ればいいじゃない』
ギロチンの刑ですな。
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さて。今回はみみの友人のお話!
サキちゃん(仮名)。当時20歳。
地黒な上に髪は明るく、つけまつげも盛り盛りで、とにかく派手。スタイルがよいので露出多目の服装ばかり。
しゃべり方も鼻につく感じで、軽~くダル~いトーン。
みみ達からすれば完全にギャルだった。
※本人は違うと言うし、ガチのギャルから言わせると『はぁ?どこが?』らしい。ギャルは奥が深いのだ…
サキちゃんは見た目のイメージの通りチャラかった。会うたびに違う男といたし、ナンパにも普通についていくし、出会い系も登録していた。
何故お堅いで有名なみみが真逆のサキちゃんと仲良しだったのかは謎である。
本題に移ります。当時サキちゃんは、自称ミュージシャンというなんとも怪しげな男と付き合っておりました。
ミュージシャンってかっこいい響きなのに、ヤバイ奴が名乗ると途端にヤバく見える不思議。
犯人逮捕のニュースでも良く聞くワードが、
『住所不定・無職』
さらにこれがつくとヤバさが増す。
『住所不定・無職、自称ミュージシャン』
サキちゃんの彼(以下、ノブアキ)は自称ミュージシャンと言いつつ、それを目指して何かをしているわけではなかった。
作詞・作曲をするでもなく、ギターを一晩中かきならすこともせず、路上に立つこともなく、日課といえばパチンコぐらいのフリーター。バイトもせずにただ親のお金で毎晩のみ歩くだけの男であった。当時24歳。なんと、高校中退してからずっとらしい。家が金持ちというわけでもないのに、なんという…(言葉がでない)。
え?そんな男のどこを好きだったの?
という疑問は置いておき………。
サキちゃんとノブアキのデートは決まってこのコースだった。
サイゼリアでランチ、ドリンクバーで居座る→カラオケ→ノブアキの部屋
再度確認をすると、サキちゃん20歳、ノブアキ24歳の成人カップルである。
なのに、なんだこの中学生のようなデートは。
デート代もサイゼリア¥1000、カラオケ¥1000くらいだろうか。お得である。
しかし…。いくらなんでもいい大人がドリンクバーで居座るのは…。
サキちゃんによると、4時間ほど居座ることもあったらしい。(オーダーはお昼ご飯に某ドリアとドリンクバーを頼んで終わり)
さらに驚くのが、
サキちゃん『お金がないときはね、水は無料だからドリンクバー頼まないの。で、当時は紅茶用のレモンが置いてあったからそれを水にいれて、レモン水にして飲んでた。』
紅茶用のレモンなら、ドリンクバーたのんでない人は本来持っていってはいけないのでは…?!
それは紅茶のティーパックをもって帰ることに匹敵する行為では?!
これは一応外デートだが、おうちデート(一日中ノブアキの家)が8割だったというのだから驚き。
さらに、外デートはノブアキがパチンコで勝った時のみ。
外出しようがしまいが、最終的にはおうちデートという…。
すぐマンネリしそうなこの生活をサキちゃんは半年続けていた。
飽きっぽく男がつきないサキちゃんにしては珍しく、相性がよかったようだ。
しかし、問題が起こる。