みみ様のお部屋

わがままお姫様がいろいろもの申すブログ

ミュージシャン男子③

こんにちは。夢見みみです。

 

前回のつづき!

 


ミュージシャン男子② - みみ様のお部屋

 

~簡単なあらすじ~

みみの友人サキちゃん(20歳)は自称ミュージシャンのノブアキ(24歳)と付き合っていた。ノブアキは何故かバイトもしない怠け者で貧乏。サキちゃんの誕生日プレゼントはなんと手作りの歌だった。(しかしそのギターは自腹で購入)サキちゃん、怒り爆発。

 

 

誕生日事件から数日、サキちゃんはLINEであっさりと『別れよ。』と送り一方的に終了。ブロックもし、ノブアキの返答は一切聞かないつもりらしい。

 

実は当時、みみカップルとサキちゃんカップルでダブルデートをしたことがあった。(種族が違いすぎて結局別行動ばかりだった)

そのときにノブアキとLINEを交換していたのだ。ノブアキが一方的にチャラめのLINEを送ってくるだけの仲だったが、ついに…

 

 

~LINE~

ノブアキ『みみっち、聞いて!!サキが別れよとか言ってきて、LINEも未読スルー!!!』

 

みみも理由を知っているし、あきらかに誕生日の時にギクシャクしだしたし、ノブアキもそれに気づいていないわけがないし。あと未読スルーじゃなくて、ガチのブロックだし。。。

 

みみ『うん…。しょうがなかったんじゃないかなぁ…?』

 

ノブアキ『俺、納得できない。サキのことこんな愛してるのに…』

 

愛してるなら働けよ。

 

 それからなるべくノブアキのプライドを傷つけないように、変にストーカーになったりしないように、円満に終われるように、優し~くなだめました。なんでみみがこんなことを…。

 

LINEのラリーが続き、まだ納得できなかったノブアキは『みみっちと直接話したい』と申し出た。

ひじょ~~~にめんどくさい。

できれば行きたくない…暇じゃないし…。

でもこのまま延々とLINEを続けるのもダルいし、直接キッパリ言ってしまえば終わるだろう。

ノブアキもイケメン寄りだし、ニートでもなんだかんだ別の女は見つかるだろう。ちょっと愚痴を聞けばノブアキも心の整理がつくだろう。

 

仲良しの女友達と、一緒に遊んだことがあるだけのその元彼のためにみみは動いた。

しかし、これが地獄のはじまりだったのだ………(盛りすぎ)

 

 

ノブアキと会う日はすんなり決まった。そりゃそうだ、ノブアキはニートなのだから昼夜問わず暇なのである。こっちは仕事で忙しいってのに…←イライラポイント1

会う場所はファミレスを指定してきた。みみの家からは30分かかる。ノブアキの家からは電車二つ分だ。←イライラポイント2

 

いや、イライラしてはいけない。ノブアキはなんたってお金がないのだ。電車賃すら大金だろう。

ノブアキ『今日、金なくてチャリできたわ~(笑)』←イライラポイント3

 

店員『お席は禁煙、喫煙どちらにしますか?』

ノブアキ『喫煙で。』

店員『かしこまりました。ご案内します』

ノブアキ『あ、みみっちタバコ大丈夫?』

みみ『……うん』

先に聞け!!もう店員さんが喫煙席方面に歩き始めてる!!←イライラポイント4

 

いつもサイゼ○アなノブアキはこのファミレスに初めてきたらしい。

ノブアキ『えっ!高ッ!!』

みみ『そ、そうかな…?』

※だいたいのメニューは500~800円位。

ノブアキ『俺、水でいいや。みみっちはどうする?

 

み ず ? ! 

注文は?!?!←イライラポイント5

 

しかも『みみっちはどうする?』ってさすがに頼むわ!水だけでタダでタバコ吸いにきてるアンタとは違うのよ!!←イライラポイント6

 

お店に悪いので、ノブアキの分のコーヒーも頼んだ。長期戦になりそうなら別の注文をしなければ申し訳ないし、みみの精神的にも財布的にも、早めに勝負をつける必要がありそうだ。

 

みみの役目はサキちゃんとの思い出は『楽カッタネー』くらいに留まらせ、新しい恋へ促すことである。とりあえずヨイショしてみた。

 

みみ『ノブアキくんイケメンだし、モテるでしょ?』

ノブアキ『あー、そうだね。こないだフラれた~ってゆってたら何人かに告られたわw』←イライラポイント7

何故こんなニートに需要があるのか?イケメンを養う趣味がみなさんおありなのか?

そしてモテるでしょ?に否定しないとこも腹立つッ…!←イライラポイント8

 

みみ『へー!そのなかで、気になるな~とかカワイイな~って子はいないの?』

ノブアキ『みんなカワイイね!童顔でJKっぽい子もいるし、巨乳もいるし、モデル系もいるし!』

ひぃ。外見ばっか。←イライラポイント9

みみ『カワイイ子にモテるんだね~さっすが~!』

ノブアキ『だろ~?ww惚れた?w』←イライラポイント10

みみ『い、いや~。ノブアキくんイケメンすぎてみみは釣り合わないな~!w』

ノブアキ『そんなことないって!みみっちカワイイし胸あるじゃん!ちょっとポニョってるとこも俺は好きだよ!』

お前は顔か胸かしかないんか!!そしてさりげなくデブってゆーな!←イライラポイント11

 

みみは薄顔ナチュラルメイクという名の地味子なので、接近戦のほうが強い、損をするタイプである。いや、彼氏に対してはいいのだが、モテに関しては…。

パッと見、目鼻立ちがハッキリしている整形メイク美人とは並びたくない。

 

だめだ。この男といると10秒ごとにイライラする。開始10分で早くも帰りたくなるみみ…。

 

それにサキちゃんを愛してるとか言っておきながら、告られた~(笑)だのみみちゃんもカワイイね!だのチャラすぎんだよ!!←イライラポイント12

 

みみがイライラしていると、ノブアキがそわそわと時計を気にし始めた。

このあと用でもあるのだろうか。なんでもいいから解放されるならありがたい。

 

みみ『時間大丈夫?そろそろ帰る?』

ノブアキ『ううん。ここからが勝負だよ』←?

 

 

ノブアキの言葉の意味はすぐに判明した。

ホールを見渡して目を光らせたノブアキは、ピンポーンと店員をよぶボタンを押した。

 

みみ(えっ?!なんか頼む気?!お金ないくせに?!)

 

すぐに店員がやってきた。

 

店員『お待たせしまし………』

 

ノブアキ『………サキ』

 

 

えっっ!!!

 

 

サキちゃん『どうしているの?!みみも?!なんで?!?!』

 

何この展開?!

 

ノブアキ『急にきてごめん。話がしたくて…。バイト終わるまで待ってていいかな?』

 

そういやサキちゃん、ファミレスでバイトしてるとか言ってたな…。でも場所まで知らなかったよ~!!

 

サキちゃん『話すことなんてない。帰って』

 

ノブアキ『頼むよ、少しでいいから…』

 

みみ『……………』

 

とんでもない修羅場に巻き込まれてしまった。

 

サキちゃん『無理』

 

そう言ってサキちゃんはバックルームに引っ込んでしまった。

すぐさまみみへLINEが。

 

~LINE~

サキちゃん『ちょっと!!なんでアイツと一緒なの?!』

みみ『ごめん…。相談?に乗るはずが、まさかサキちゃんに会うためだったなんて…』

サキちゃん『とにかくみみには悪いけど、アイツ連れて帰って。もう顔もみたくないし、なんか怖い…』

 

そりゃそうだ。半分ストーカーみたいなものである。

 

ノブアキ『…………………』

 

この展開を予想できなかったのか、ノブアキはかなり落胆していた。

 

みみ『サキちゃん、もう会いたくないってさ…。帰ろう?仕事の邪魔になっちゃうよ』

ノブアキ『………………やだ』

みみ『気持ちはわかるけどさ、ね。今日のところは…』

ノブアキ『やだよ!これで帰ったら、本当に終わりじゃんかよ!』

帰らなくても終わってるよ!!!←イライラポイント13

 

ノブアキ『俺…待つよ。いつまでも待つよ』

じゃあ店内で待つなよ。水だけで居座ろうとするなよ。←イライラポイント14

そしてタバコに手をのばす。最後の一本だった。

ノブアキ『くそっ…。タバコ高いのになくなっちまったよ』

だから働……あぁもうやだぁ!!この男やーだーぁぁ!!!←イライラポイント崩壊

 

全力でノブアキをファミレスから引きずり出した。仕事で10何連勤するより疲れた日だった。

あ、もちろんお代は全てみみ持ちだった。←

会計の時もノブアキはボーーーッと一点を見つめたまま一切口を開かなかった。

ごちです、ありがと位いったらどうなの?!

 

ファミレスをでても、入り口前を静観するノブアキ。

ほっといて帰ってもサキちゃんになにをするか分かったもんじゃないので、家まで送り届けた。

なんでみみがノブアキのチャリを押してるんだろう…という疑問を抱えながら。

 

みみ『おうちここ?』

ノブアキ『…(頷く)』

みみ『そか。じゃあ…みみ帰るね。元気だして。また話そ』

 

やっと帰れる。

ホッとして歩きだそうとすると…

 

がばっ!

 

みみ『え?!』

ノブアキ『みみっち…ありがと』

まさかの後ろからハグである。

一見愛が芽生えそうな場面だがこの男女間にそんなものはない。この男はブレなくて困る…。

 

 

つづく!