みみ様のお部屋

わがままお姫様がいろいろもの申すブログ

ミュージシャン男子④

こんにちは。夢見みみです。

 

今回でミュージシャン男子シリーズ最後です。

前回はこちら。

 


ミュージシャン男子③ - みみ様のお部屋

 

 

~簡単なあらすじ~

みみの友人サキちゃん(20歳)は自称ミュージシャンの糞ニート、ノブアキ(24歳)と交際していた。糞さに嫌気がさし、サキちゃんから一方的に別れを告げたがノブアキは納得いかないご様子。みみまでも修羅場に巻き込む始末。

 

 

 

ファミレス修羅場(詳細は前回のblogへ)から、ノブアキから長文のLINEが毎日届くようになった。

内容は…詞だった。

 

 

愛なんて簡単に言葉じゃ語れないよ

君への想いは銀河の果てまで続くよ

だれにも止められない

銀河鉄道へ乗っていこうよ 宇宙の彼方へ

 

ああ 愛しい君

ああ 切ない僕

このやりきれない気持ちをどこにぶつけたらいいの?

眠れない夜 星たちをつないで君を作った

まだ誰も知らない星座 今度見せるよ

名前は二人でつけよう

 

トゥインクル・スター

トゥインクル・スター

愛しい君に届けるよ

トゥインクル・スター

トゥインクル・スター

僕の想い 宇宙へ届け

 

~“トゥインクル・スター” ノブアキ~

※実際のノブアキの作品とは異なります※

 

みみの作詞センスも問われるなんとも書きづらい話である。

とにかく、よく思い付くなってくらい詞が届いた。

これをサキちゃんに伝えたら怖いだろうなと想い、みみの胸の中だけに閉じ込めておいた。

 

ある日。

 

~LINE~

サキちゃん『ねぇ、ノブアキのTwitterフォローしたまんまだったんだけど、最近ヤバイツイートしまくってる』

みみ『えぇ、どんな?』

サキちゃん『こんなの』

詞だった。

ついにみみに見せるだけではもの足りず、SNSにまで公開しだしたか…!!!

い、痛い…!!

 

これを気に、みみは今までにLINEに届いた詞をスクショしてサキちゃんに送った。

もともとサキちゃんの詞なんだから、ノブアキも望んでいるだろう。

気味悪がるかと思いきや、サキちゃん大爆笑。

 

サキちゃん『ミュージシャンwwwミュージシャンだ!!ww』

みみ『語彙力!wノブアキ見習ってw』

サキちゃん『ねぇこれ全部サキの歌?ヤバイんだけどww』

みみ『これ笑った。“君のきれいな肌、俺の大好きなかりんとうみたい”』

サキ『地黒ディすられてるwうざww』

みみたちはそれをもはやネタとして楽しんでいた。

 

それから一ヶ月がたち、いつのにかノブアキからのLINEは来なくなり、Twitterのアカウントも消えた。やっと飽きたのか、ネタがつきたのか。

ちょっと危険な香りのする男だったが、これで終わったのだ。みみとサキちゃんはそう信じていた。

サキちゃんは新しい彼氏ができて順調そうで、みみもホッとした。

 

ノブアキのことを忘れかけた、数日後。衝撃のLINEがみみの元へ届いた。

 

~LINE~

ノブアキ『みみっち、久しぶり。これ誰か分かる?』

“ノブアキさんが写真を送信しました”

 

なんだろう?

軽い気持ちでLINEを開く。

 

みみ『Σ(゜Д゜)』

 

こ…これは…

ノブアキがTwitterから消えて安心したのもあり、サキちゃんはTwitterに彼氏との写メをばんばん貼っていた。そのなかの一枚がなんとノブアキの手に渡っていたのだ!

 

みみ『これ…どしたの?』

ノブアキ『Twitterにあった』

みみ『ノブアキTwitterやってたっけ…?』

ノブアキ『やめた。だから、友達から送られてきた。お前の彼女、浮気してるぞって

 

えっ…?

かのじょ…?え?は?

 

みみ『えっと、ノブアキたち、別れたよね?』

ノブアキ『は?別れてないけど

みみ『サキちゃんから別れよってLINEきたでしょ?』

ノブアキ『あ~あいつが一方的に送ってきたあれね。俺は別れる気ないし』

 

だめだこいつ…なんとかしないと…

 

みみ『一方的でも、片方が付き合う気ないとカップルとは言えないよ。ちゃんと話し合う時間作らなかったサキちゃんも悪いけどさ。写メの人はサキちゃんの今の彼氏なのね、だからさ、もう諦めてあげて。ノブアキも新しい恋しようよ、ね?』

ノブアキ『あいつ二股かけてんのか。手だしたのどっち?男?

 

なんということだ。話を全く聞いていない!!!

みみの中の危険信号が黄色く点滅した。こいつ危ない!

 

とりあえず、サキちゃんと彼氏に報告。わざわざ三人で集合して作戦会議までした。サキちゃんは恐怖なのかドン引きなのか、真っ青になっていた。

ここで少女マンガ的な展開ならば、彼氏が『俺が守るよ!』(トゥンク…)となるはずだが、サキちゃんの彼は楽天家だった。

今までのの経緯を二人で必死に伝えたが、『自称ミュージシャンでニートで誕生日プレゼントは愛の歌(作詞作曲)でSNSに詞をアップする男』なんて、危険というよりネタに伝わってしまう。

 

彼氏『男なんてさ、別れてもまだ元カノとはヤレるって思ってるやつたくさんいるんだから。こいつもそうなんでしょ。妬いてるだけだし、そのうち飽きるっしょ』

 

こいつを普通の男と一緒にしてはいけない気がする。

妬いてるだけ、重いだけ、そのうち飽きる…。そうならまだいいな、と何度思ったことだろう。

 

サキちゃんに夜道は一人で歩かないよう念を押し、会議は終わった。

 

そしてまたある日。

 

~LINE~

“ノブアキさんがあなたをグループ『打倒☆○○(サキちゃんの彼氏の名前)』へ招待しました”

 

とんでもないLINEが来た。

メンバーを見ると恐らくノブアキの友人たちだろう、チャラさ溢れるトップ画で見てるだけで怖い。

 

サキちゃんとは学生時代の付き合いもあり仲がよく、大好きだ。だが、狂気溢れるノブアキと楽天家すぎるサキちゃんの今彼は別にどうだっていい。そんな彼らのためにみみがここまで巻き込まれる必要があるのだろうか?

仕事が多忙になってきたのもあり(後に社畜になる)、みみの精神と体力は限界を迎えていた。

ノブアキのグループへの招待をそっと無視し、サキちゃんカップルとノブアキに直接ぶつかってくれ!と泣きついた。

 

後日。とあるファミレスにて集合。

サキちゃんカップルは遅れてくるとのことで、ノブアキと二人で入店した。

 

店員『いらっしゃいませ。お二人様ですか?』

みみ『30分くらいであと二名くるのですが、、、』

店員『かしこまりました。四名様用のお席をご案内いたします。禁煙、喫煙ご希望はございますか?』

ノブアキ『喫煙で』(即答)

店員『かしこまりました。ご案内いたします』

みみ『・・・・・・・・・』

 

デジャブだ。

 

ノブアキ『あ、みみっち喫煙で大丈夫だっけ?』

 

デジャブ!!!!

そう、前もファミレスに来て思ったが、店員さんが喫煙席方面に歩き始めてから聞いてどうする!!!くそっ!!

些細なことに思えるかもしれないが、こんな気遣いのない男性とは付き合いたくない、友達すら嫌だと思った。相手が喫煙者ならまだいいが、吸わないと分かっているなら聞くべきでは?

 

サキちゃんたちが来るまでまだ時間がある。すぐ来るならいいのだが、時間にルーズなカップルだ。遅れる可能性は十分にある。そうなった場合、30分以上も何も頼まずに待つのも店に悪い、、、。

 

みみ『飲み物だけでも頼んでおかない?』

ノブアキ『おー。(メニューを見る)高っ!!!』

 

デジャブだ。その2

 

ノブアキ『カルピス380円だってww高くね?wwイオン行けば100円だろww』

 

うん、そうだね、そうだよ、間違ってはいないよ。でもこの男、ファミレス来たことあるよね??どこもそうだよね??

 

外食をしてこの手の話をしてくる人に嫌気が差してしまう。

カフェに行って、『コーヒー1杯700円!?高い!ケーキと一緒じゃん!』この台詞もたまに聞くが、そう思う気持ちもわかる。別にこだわっていないコーヒーに700円は高いと思うのもわかる。

けど根本的に考え方が違うのだ。

この数百円の上乗せには細かく言ってしまえば、運ぶウェイトレスの人件費、ついだグラスとその洗浄代、席料などが含まれているのだ。原価ギリギリの値段で提供したら利益なんかでないのだ。

 

そんな説明をしたところでこの馬鹿が納得するわけがないので、そうだねーと流しておいた。

 

ノブアキ『これに金払うのもったいねーなー、、、。俺、水でいーや』

 

デジャブだ!!! その3

 

さっきの理論でいけば、この男はタダで水を飲み、タダでクーラーのきいた部屋を借り、タダで広いテーブルを使い、タダでやわらかいソファに座り、タダでタバコを吸おうとしているのだ。タバコ代しかかかっていないのだ。

 

みみのストレスがたまり始めた頃、サキちゃんカップルが到着した。思ったより早い登場だ。

 

サキちゃん『遅れてごめんね~』

みみ『ううん、大丈夫。まだ何も頼んでないし』

サキちゃん彼氏『飲み物くらい頼んだほうがいいよな』

 

これから修羅場?だというのになごやかなスタートだな、と思ったのも束の間。サキちゃん彼氏が衝撃の台詞を吐いた。

 

サキちゃん彼氏『え。コーヒーだけで420円すんの?高いな』

 

お前もか。

 

ノブアキ『高いよな~wwwさっき、俺とみみっちも思ったww』

サキちゃん彼氏『ああ、なら500円のパンケーキ食うわ』

サキちゃん『女子なんだけど~www』

ノブアキ『wwwww』

 

え???なにこれ???え???

修羅場に巻き込まれたんじゃなかったっけ????

 

今までの糞みたいな思い出が走馬灯のようにみみの脳裏をよぎった。

 

サキちゃん『みみは何頼む~?』

 

もう、みみはさんざん頑張った。もうこれ以上巻き込まないで欲しい。

 

みみ『あとは三人で話して! 帰る!!!』

 

サキちゃんはとまどった表情をしていたが、サキちゃん彼氏はメニューから目を離さず『おつかれ~』と一言。それにもむかついたが、一番はやはりこの男・・・

 

ノブアキ『ちょ、みみっち~! これじゃ三角関係じゃん!ww 俺を置いてくなよ~!』

 

無視をしてさっさと退店した。こんな馬鹿に付き合っていたみみが馬鹿だったのだ・・・。

友人の恋愛に首を突っ込むのはよくないと勉強になった出来事だった

 

おしまい